2026/06/07

「北町奉賛会」について(2)

 さて、(1)で、

「北町奉賛会」は「北町自治会」とは別個の組織である

というお話をしました。

しかし、自治会員の皆さまの中には、こういった疑問をお持ちの方もいるのでは?

「自治会とは別の組織だというけれど、それならなぜ、自治会の地区委員が奉賛会費を集金したり、例大祭のお供物を配ったりしているの?」

もっともな疑問です。

最大の理由は「長年の慣例」でしょうか。
自治会が発足した昭和の頃に遡ると、当時の北町は一戸建てが圧倒的な数を占める住宅街でした。アパートも多少はありましたが、同じ敷地内もしくは近所に大家さんが住んで、アパートを直接管理しているケースが大多数。そういう環境でしたから、ご近所の結びつきも、地元への帰属意識も今より強く、「自治会と同時に奉賛会にも入会する」ご家庭がほとんどで、同時に会費集めをするのが最も効率が良かったわけです。
そんなわけで、奉賛会は独自の地区担当を置かず、集配の必要がある時のみ、自治会にそれを委託し代行してもらう、という仕組みが慣例化していきました。

その後、平成~令和と世が移り、北町の状況もだいぶ様変わりしました。
単身者向けの賃貸マンション・アパートが増え、その管理は専門の管理会社や不動産会社が担当。戸建てのお宅も代替わりをされたり、新しい方が入居されるなどして、住民がどんどん入れ替わっています。

ただ、そんな状況になってしまったがゆえに、却って奉賛会の集配業務も、自治会が代行せざるを得ない事態になっています。

ここ数年、北町の住民の入れ替わりは本当に激しいです。
自治会では年に2回(春の"役員交替時"と秋の"災害時の声掛けマップ発行時")、北町全域の地図を見直す機会がありますが、毎回複数の組・地区から地図修正の指摘が入ります。

「ここのお宅はもうありません、今は更地です。」
「ここは建替えて跡地に2軒建ちました。」
「ここは月極駐車場からマンションになっています。」

全域に地区委員を置いている自治会でさえ、状況把握に苦慮しているのに、地区担当を持たない奉賛会が独自に集配をするのは不可能というもの。そんなわけで、集配業務のみ自治会が代行するという昔ながらの慣例が、逆に最も効率的な方法となっているのです。

ただ、自治会費と奉賛会費は同時集金を致しますが、個人の価値観や信教にも影響することですので、自治会が奉賛会とのダブル入会を強いることは決してありません。
また、杉山大神自体は地元全体を照らす氏神さまですので、奉賛会に加入していないからといってお参りや祭礼への参加を拒否することもありません。その点はご安心頂ければと思います。